かずみ先生のつぶやき

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東大名誉教授の祝辞

朝、東大の入学式で女性の東大名誉教授の祝辞が話題になっていた。

女性差別の問題、東京医大の不正入試問題など。

私が大学入試のときは当たり前のように存在する問題だったが。医学部では本当に当たり前だった。

ましてや普通の家庭の子供も入学しづらいというハンデもあった。女子でも、どこどこ教授の娘さんとかは二次試験で顔パスであったり、親が医者であるというのも選抜の対象であった。

当たり前と私は思っていたが、だんだんと認められるようになってきて嬉しいが、東京医大は落ちました。成績のせいか?不正のせいか?

医学部はとにかくたくさん受験したが、一次試験では合格するものの、二次試験で落とされる事が大半だった。二次試験は小論文と面接であるが。

そう考えると、自分はタバコ屋の娘でよく頑張ったと思う。かなり一番下と見られる地位であるので。

女子で普通の家庭っていうのは一番のハンデだったと思う。なので高得点を狙うしかない。

大学受験の勉強は高校2年の終わりくらいから始めたような。よく合格したと思う。今になって思うが。今日の女性の東大名誉教授が言ってたように、周りの環境のおかげで入学できたことに感謝しましょうとあったが、本当にその通り。好きに勉強させてもらったからというのはあると思う。塾や家庭教師代というのもバカにならない。

そして努力で認められないものも世の中にはたくさんあるとお話していた。

それも本当にそうだ。どんなに頑張っても認められないこと、不条理なことがたくさんある。

他大から慈恵医大に入っていった私は、クラブの先輩という人がいないので、学位の面倒を見てもらえず、結局取れなかった。そして何故か7年下の後輩の方がサッカー部繋がりで面倒を見てくれる先生がいて、学位を早く取っていた。均等に面倒を見てもらえると言う機会はなかった。おまけに同大学の後輩であると言うだけでかなりいろいろなことで優遇されていた。学会での発表や論文のネタを提供してくれたりと。私にはそんな事してくれる先輩は居なかった。むしろ、学会発表でのネタを取られた。そんな事もあったな。嫌われてたのかな?真面目に仕事をしていたが、同じ大学繋がりというのでも差別があった。でも今考えると、学位とか、教授とか出世コースに行く人以外はあまり関係ない。

競馬で言う中央競馬会でダービー馬になるか、地方競馬で一生懸命頑張るか?その違いだと思う。

東大名誉教授の祝辞は賛否両論あったみたいだが、私はとても共感した。やはり賢い人は言う事が違う。70歳になってもあんなに聡明で素敵な女性でいたいなと思った。

気になる方は上野千鶴子 祝辞でググって見てください。