ちょうど大学にいて10年が経つころ、教授の退任って事もあり、新しい教授が来るのと、ペインクリニック外来がブロックしない先生が来るということで、今までやってきたものと全然違う流派の先生がくるので、迷いました。また大学はずっと長く居れるものでもなく、大学教授を目指す人なら良いですが、私のような普通の人はいつか外に出ないといけません。ちょうどそんな頃でした。ブロックをやっている患者様はたくさんいるし、いきなり治療方針かわっても戸惑う人ばかりだなと思い、この近所に開業しようと思って、平成18年に開業しました。34才くらいのころです。この頃は良かったのかな？まさか開業して1年後に出産しているとは誰も思わないでしょう。長男が生まれたのは平成19年です。開業してすぐだったので、本当に悩みました。子供が出来ても仕事できるのか？と。親にも相談したら、私が育てると母が言ってくれたので、決心できました。そして妊娠は病気じゃないんです。正常な人間の変化なわけで。昔は妊婦でも戦争の時は逃げたり、食糧難だったりって事があったわけで。それを考えたら今は良い時代だなって。そう思って頑張りました。続く。
