かずみ先生のつぶやき

最近のかずみ先生の動向、生活について

とある病院の一麻酔科医に起こった出来事 番外編⑬

外科医との一件で退職願を出した。しかし、本当の目的はやってはいけない手術に関わりたくないためだ。なぜなら、自分の麻酔科医生命がなくなってしまうからだ。退職願を出した事を弁護士さんに伝えた。それは良かった。その病院はやめた方がいいです。とはっきり言われた。しかし、この病院でゼロから始めたペインクリニックの外来の患者様がたくさんくるようになっていた。紹介患者も増え、辞めるまであと1ヶ月と言うところであるが、それについても上層部から何も言われていない。辞表を出したのに、辞めないでくれ、辞めてくれも話し合いが行われないのである。辞表を受けてくれたのか否かもわからない。燃やされてしまったら最悪だ。美和子はそう思った。弁護士さんに相談したら、内容証明で退職届を出しておいた方が良いですよ。との事。受理されたのかも知らされないので、内容証明を出すか?少し考えた。しかし、なにも言ってない他の科の先生から、先生辞めちゃうんですか?残念ですと言われたので、多分受け入れられたのだろう。事務の女性にも、先生、寂しくなりますね。なんて言われたので多分受理されたのだろう。そう言う事も真っ向から話さないってなんだろう?と美和子はそう思った。患者様には私はあと1ヶ月で辞めるます。辞表を出してしまいましたが、次回行くところは土曜日は勤務がないので、この外来には来てもいいのですが、なにせ私に決定権はないので、この病院に要らないと言われればそれまでなんで、どうなるかわかりませんと皆さんにお話した。外来に関してはせっかく治療を始めた人もいるのに、今後治療できなくなるので、困ったのだが、流石に予約を取る関係もあるし、新規の患者様を受けて良いのか?とも思う。今後治療できないしと。普通の麻酔科医ではペインクリニックはできない。訓練した人ならできるけど。自分にしかできないブロックっていうのもある。それは長年美和子が培ってきたものだ。麻酔科医ならペインクリニックをできると思っているのか?それもわかっていない。やはり粗雑な扱いである。今や副院長より患者数が多いのに。そしてその時間帯での病院の収益もたぶん美和子が一番多いだろう。しかし、患者様たちは違った。美和子に対してみんな協力してくれるのである。先生、辞めないでと。もし、病院が辞めさせるのであれば事務の人に話すとか、院長の外来で言っておくとか言ってくださる方が多数いた。少なからず、美和子の仕事が少しは認められているのか?とそう思ったときはとても幸せだった。